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ジムで「何セット目ですか」と聞ける人が、営業でもアポ率を落とさない理由

ジムで「何セット目ですか」と聞ける人が、営業でもアポ率を落とさない理由

ジムのフリーウェイトエリアで、見知らぬトレーニーに「何セット目ですか」と自然に声をかけられる人がいます。一方で、器具の前で数十秒立ち尽くし、結局別のマシンへ移動する人もいます。この0.5秒の差は、単なる性格の問題ではなく、営業活動における初回接触の成否と驚くほど似た構造を持っていると、私は考えています。

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「声をかけられない」の正体は、認知負荷の処理速度

指導現場で観察された傾向として、初対面のトレーニーに話しかけられない人の多くは、内向的だから話せないのではありません。「相手が今どういう状態か」「話しかけていい間合いか」「断られたらどう感じるか」といった変数を、頭の中で処理しきれずに停止しているケースが大半です。

つまり、声をかけるまでの0.5秒は、感情ではなく判断コストの処理時間だと捉えるべきだと考えられます。この処理を高速化した人だけが、行動に移せているわけです。

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ジムでの声かけと、飛び込み営業の構造的相似

飛び込み営業やコールドコールの初回接触も、構造としてはほぼ同じです。「相手が今忙しくないか」「アポ打診はどのタイミングか」「断られる可能性が高い」——これらの変数を目の前にして、多くの営業担当者は電話を持つ手が止まります。

ここで興味深いのは、ジムで初対面に話しかける習慣を持つ人は、営業現場でも接触率が高いという傾向が、私の観察範囲では一貫して見られる点です。理由はシンプルで、両者ともに「小さな断られリスクを飲み込んで一歩踏み出す」筋肉を使っているからだと考えられます。

0.5秒の踏み出しは、反復でしか鍛えられない

スクワットで正しいフォームを頭で理解しても、実際に担げるようになるには反復が必要です。踏み出しの筋肉も同じで、「声をかける勇気を出す」といった精神論では鍛えられません。

むしろ、ジムでの声かけのように低リスクな環境で成功と失敗を積むことで、判断コストの処理が自動化されていきます。「何セット目ですか」の一言で断られても、失うものはほぼありません。しかしその一回一回が、営業現場での初回接触に転写されていくと考えられます。

飛び込み営業でアポ率を維持できる人は、才能があるのではなく、日常のあらゆる場面で「小さく踏み出す」訓練を無自覚に続けている——これが、指導現場と経営支援の両方から見えてきた仮説です。

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あなたが最後に、初対面の相手に用件のない一言をかけたのはいつでしょうか。もしそれが思い出せないなら、営業チームのアポ率低下は、スクリプトの問題ではないかもしれません。踏み出しの筋肉をどう設計し直すか、noteの深掘り記事で具体的な方法を分解しています。

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