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ジムのBGMに気づける人と、半年後の商談力に差が出る理由

ジムのBGMに気づける人と、半年後の商談力に差が出る理由

同じメニュー、同じ重量、同じ疲労感。それでも、ジムを出た瞬間に「今日のBGM、先週と変わってましたね」と口にする人と、そもそも音楽が流れていたことすら覚えていない人がいます。指導現場では、この差が半年後のビジネスパフォーマンスに静かに現れる場面を、私は何度も観察してきました。

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トレーニング中の「注意資源」の使い方が分岐点

人間の注意には上限があります。ベンチプレスで80kgを挙げる瞬間、意識のほとんどは胸筋の収縮とバーの軌道に向かうはずです。にもかかわらず、BGMの変化や隣のトレーニーのフォームまで拾える人が一定数存在します。

これは「集中していない」のではなく、集中の質が違うと考えられます。一点に固執する集中ではなく、中心を保ちながら周辺情報も並列で処理する、いわば拡張型の集中です。トレーニング中に呼吸・重量・フォーム・環境音を同時にモニタリングできる人は、脳内の帯域幅そのものが広い可能性が高いと言えます。

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商談で「声色の変化」を拾える精度との相関

この差が、半年から一年をかけて商談の精度に反映されていきます。私がコンサルティングで同席する経営者の中でも、成果を出す方は例外なく相手の微細な変化を拾います。声のトーンが半音下がった瞬間、視線が資料から手元へ移った瞬間、返答までのコンマ数秒の遅れ。

これらは資料の中身よりも重要な情報を含んでいることが多く、拾えるかどうかで提案のタイミングや引き際が変わります。そして興味深いことに、この「微細な変化を拾う筋力」は、日常のあらゆる場面でのマルチトラック処理習慣によって培われているように見えます。

身体の鍛え方が、知覚の鍛え方に接続する

ここでひとつ論点を提示したいのですが、トレーニングを「筋肉を追い込む時間」とだけ捉えるか、「知覚のトレーニング時間」も兼ねると捉えるかで、同じ1時間の投資対効果は大きく変わります。

重量を扱いながら、フォームを内省し、環境音を認識し、自分の呼吸のリズムを聴く。この並列処理を90日続けた人と、スマホでSNSを見ながら惰性でセットをこなした人では、脳の使い方が別物になっていくと考えられます。AI起業の現場でも、複数の情報レイヤーを同時に扱える人ほど、意思決定の解像度が高い傾向があります。

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あなたは今日のジムで、どんな音楽が流れていたか思い出せるでしょうか。もし思い出せなかったとしても、それは責められるべきことではありません。ただ、知覚の帯域幅を意図的に広げる訓練は、今日から始められます。具体的な設計方法については、noteの深掘り記事で扱っています。

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